お釈迦さま の時代には、
今日のような仏具(仏教美術)は存在しませんでした。
しかし、その後、もし様々な仏具の造型がなされていなければ、
このようにアジアの東端の島国にまで仏教が伝わっていたでしょうか。
様々な仏具で荘厳されたお寺のご本堂に入ると
誰もが何かしら厳かな気持ちになるように、
日本に仏教が伝わり、広まっていった背景には、
仏具が大きな役割を果たしているはずです。
仏教は 人々のこころを豊かにするための教え。
そして優れた仏具は、それそのものの力でもって
日本人のこころを豊かにしてきたのです。
私たちは 仏具づくりを通じて、
豊かなこころをつくるお手伝いが出来ればと考えています。
そして私たち自身も仕事を通して、
少しでも豊かなこころをつくっていきたいと願っています。